骨折初日に手術することを決意したわけでありますが、その際撮ったレントゲン写真に写った一つの骨についてお話します。
このレントゲン写真の赤い矢印の先に小さな白い影、骨があります。
種子骨と分類されるこの骨は、本来この部分にある骨ではありません。
種子骨に分類される代表的な骨は、膝蓋骨。膝のお皿の骨です。種子骨は関節の間に筋肉などが挟み込まれない様にする為に存在します。
まだ私が専門学校生だった時の話です。授業中の余談で「指圧マッサージなどで手指を酷使すると、親指の付け根部分に種子骨ができる。種子骨ができて一人前だよ。」と先生が話をされました。
この話を覚えていた私は想像以上の骨折だったショックを噛み殺しながら「私も一人前になれたかな?」なんてよろこびつつ担当の整形外科の先生に質問しました。
私「先生、ここの骨ってなんですか?」
先生「種子骨ですよ。」
私「へ~ みんなあるもんなんですか?(わざとらしいです)」
先生「全員にあるわけじゃないけど、八割位の人にありますよ。」
私「・・・」
ちーん
本当につかの間のぬか喜びでした。
コメントをお書きください